実家じまい|施設入居・売却・返却前の家財整理
残す物と、空ける範囲を。
実家の次の予定から決める。
実家じまいの片付けは、家をいつ、どのような状態にするかを決めるところから始まります。家族の確認、家財の仕分け・搬出、遠方からの依頼、引き渡し前の確認まで、準備する順番をご案内します。
間取りは分かる範囲でお知らせください。写真は後からでも大丈夫です。

このページで扱うのは、実家を使わなくなる際の家財の整理と搬出です。売却・登記などの手続きや建物の解体は、それぞれの担当者への確認が必要です。家の次の予定を共有すると、片付ける物と残す設備を決めやすくなります。
実家じまいは、片付けた後の状態を先に決める
施設入居後も家を管理するのか、売却して引き渡すのか、賃貸住宅を返すのかによって、残す家財と必要な作業が変わります。
施設入居後、家を残す
施設へ持っていく品、家に保管する物、管理に使う家具を分けます。全室を空にする必要があるか、一部の部屋を残すかを決めましょう。
完了時:指定した物が残り、対象の場所から家財が搬出されているか確認します。
売却して引き渡す
不動産会社と確認した家財・設備の扱いと、引き渡し日を共有します。収納の中、庭・物置も確認し、空ける場所をそろえます。
完了時:各部屋と外回りが、引き渡しの打ち合わせどおりの状態か確認します。
賃貸住宅を返す
管理会社の退去条件、残す設備、搬出時間や共用部のルールを確認します。ベランダや備え付け収納の荷物も忘れずに伝えます。
完了時:対象の家財が残っていないか、約束した清掃が済んでいるか確認します。
「家具を全部出す」だけでは、押し入れの衣類や庭の植木鉢が対象か伝わりません。部屋ごとに「残す物・搬出する物・今回は触らない場所」を書き出すと、家族と作業担当者の認識をそろえられます。
家族でそろえる確認表|残す・搬出する・保留する
本人・所有者・関係するご家族の意向を確認し、見積りや作業中の連絡を受ける窓口を決めます。全ての物を急いで判断せず、次の三つに分けましょう。
- 残す:施設や家族の家へ持っていく品、通帳・印鑑・権利書・鍵、写真や形見。移す先と受け取る人も決めます。
- 搬出する:家族で整理することを確認した家具・家電・生活用品。借り物や家族以外の持ち物が混ざっていないか確かめます。
- 保留する:持ち主や引き取り先を確認したい物。箱や保管場所を分け、誰がいつ判断するかを共有します。
| 確認すること | 共有する内容 |
|---|---|
| 家の次の予定 | 施設入居後の管理、売却、返却など。引き渡し先に確認する人。 |
| 連絡と判断の窓口 | 見積りの確認役、作業中に連絡できる人、他の家族に確認が必要な物。 |
| 残す物・探す物 | 品名や特徴、最後に見た場所、引き取り先。場所が不明ならその旨も伝える。 |
| 保留する物 | 保管場所、確認する家族、受け渡しや判断の時期。 |
| 対象と対象外 | 各部屋、収納、庭・物置。残す設備と、今回は触らない場所。 |
| 期限と完了確認 | 完了希望日、引き渡し日、現地または写真で確認する人、鍵の返却先。 |
亡くなったご家族の家では、形見分けの希望も先に共有してください。親御さんが住み続ける家で、まず片付けの話を始めたい場合は、実家の片付けと家族への声かけをご案内しています。
一軒家の家財処分は、収納・屋外・固定設備まで範囲を確認
間取りだけでは、片付ける荷物の量は分かりません。居室と台所に加え、押し入れ・食器棚・納戸の中、玄関、ベランダ、庭・物置を順に確認します。一部を家族で片付ける場合も、担当する範囲を分けて伝えましょう。
家財の搬出と、建物に固定された物の取り外しは別に確認が必要です。流し台・吊り戸棚・照明・エアコンなどは、引き渡し条件に合わせて扱いを決めます。物置も「中身だけ」と「本体も」では作業が変わります。解体前は、次の工事担当者が残してよいとする設備を確認してください。
搬出後の掃き掃除、水回りの洗浄、消臭なども、ご希望を分けて相談します。
実家じまいの片付け費用は、税込総額と含まれる作業を確認
九州片付け隊では、家の広さだけで決める統一料金を設けていません。物量・仕分け・搬出経路・清掃・訪問条件を現地で確認し、作業前に税込総額と含まれる作業をご案内します。写真があれば概算の相談にも利用できます。
- 仕分け:部屋と収納の範囲、探す物、保留品の扱い。
- 搬出・処分:階段や駐車位置、大型家具の分解、家電などの扱い。
- 清掃・取り外し:仕上がりの希望と、見積りに含む設備・作業。
- 追加と変更:後から部屋や作業を増やす場合の確認方法。
- 買取:査定の対象と金額、作業料金から差し引く場合の内訳。
引き渡し日がある場合は最初に共有し、家族での確認や保留品の受け渡しも含めて日程を相談しましょう。
遠方からの実家じまい|鍵の手配と完了確認を先に決める
何度も実家に通えない場合は、現地確認の方法、鍵の受け渡し・返却先、作業中に連絡できる人と時間を打ち合わせます。鍵は、担当者と受取方法を確認してから手配してください。
- 見積り前:対象の家、家財の持ち主との確認状況、残す物と期限を共有する。
- 作業前:範囲と総額、鍵の受け渡し、保留品の判断方法、清掃の内容をそろえる。
- 完了時:部屋全体に加え、収納の内部、庭・物置、残した家財、約束した清掃箇所を確認する。
- 引き渡し前:保留品・見つかった書類の受け渡しと、鍵の返却まで確認する。
完了写真を使う場合も、見積りに含めた場所と同じ順番で確認すると、収納や外回りの見落としを減らせます。
実家の次の予定に合わせて家財を整理した、実際の作業例
熊本県内|施設入居後の団地3DKを、退去に向けて整理
大切な物と施設で必要な物を先に移し、残った家財の分別・袋詰め・搬出を当社が担当。階段3階の現場を4名・6時間で片付け、費用は330,000円(税込)でした。
準備のポイント:引越しで先に移す物と、片付けを依頼する物を分け、ベランダや設備の扱いも共有する。
熊本市東区|施設入居後の5LDKを、売却に向けて整理

親御さんの施設入居後に空き家となった二階建て5LDKで、室内・納戸・庭・物置の家財を整理しました。見つかった権利書や通帳をご家族にお渡ししています。
スタッフ5名、8:30〜16:30で行った現場の記録です。必要な人数や日数は、それぞれの家財量や搬出条件で変わります。
準備のポイント:室内だけでなく収納・屋外の対象と、探したい書類も先に伝える。
佐賀県|解体前の戸建てで、家財を搬出して固定設備を残す


解体前の戸建てで、キッチン・ダイニングと各部屋の家具・食器・生活用品を整理しました。写真はそのうちキッチン周辺の前後です。
準備のポイント:家財と建物の設備を分け、次の工程に向けて何を残すかを確認する。
実家じまいの片付けでよくあるご質問
残す物が全部決まっていなくても相談できますか?
分かる範囲からご相談いただけます。未決定の物は保留とし、家族で判断する人と確認方法を決めます。作業対象にする物と、触らない物を作業前にそろえます。
一部の部屋だけ残し、ほかを丸ごと片付けられますか?
保管する部屋や家財を指定して、対象を分けて見積れます。家を管理するために使う家具や、家族が後日引き取る物も先にお知らせください。
実家じまいと遺品整理は、同じ相談で進められますか?
亡くなったご家族の家を売却・返却するための片付けも相談できます。形見として残す物、親族に確認する物を分け、全室の家財整理と搬出範囲を打ち合わせます。
写真がないと見積りを相談できませんか?
写真がまだなくても、電話やLINEで所在地・間取り・対象範囲・完了希望日を分かる範囲でお伝えください。写真は概算に利用でき、正式な費用は現地で対象物と搬出条件を確認してご案内します。
実家のある県から、片付けの相談先を確認
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島のご依頼は、九州片付け隊で承ります。離島・山間部などの訪問条件は、詳しい所在地をお聞きして確認します。
福岡県のご依頼は、同社運営の福岡片付け隊で承ります。
まだ決まっていないことも、今の状況からご相談ください
施設入居後の整理、売却・返却の準備、遺品整理を伴う実家じまい。
市町村・間取り・片付けたい範囲・完了希望日を、分かる範囲でお知らせください。
写真は後からでも大丈夫です。LINEは24時間受付、内容を確認して順次返信します。
編集:九州片付け隊(運営:株式会社 K.E商事)|会社概要・運営情報
作業例は当社の既存施工記録に基づき掲載しています。公開日:2026年10月9日。
